【名言】 子どもたちが成長させてくれた


子どもは赤ちゃんじゃないんです。一人の人格者なんですね。ですから、こちらが何か言うとちゃんと返ってくるんです。ある女の子に「元気でしか?」と言ったら、その子に「元気でしかじゃないでしょ、元気ですかでしょ」と言われました(笑) 子どもたちが僕を成長させてくれました。

佐藤弘道 (1968-, 10代目体操のお兄さん) あるテレビのインタビューにて

上記の言葉は大学生のときにメモした言葉です。

現在3歳と0歳の娘がいますが、時々娘たちを育てているのではなく、自分たちが育ててもらっていると感じることがあります。

特に長女が超アクティブで、男の子を育てているんじゃないかと錯覚することがあります笑 児童館や幼稚園に行くと遊びに夢中で帰らない、眠いと理不尽な要求をしてくる、叩かれる笑、など…

自分は忍耐強い方だと思っていたら、たびたび怒ってしまっていたり。

でもこれをしばらく続けていると、自分の忍耐力を高めてくれている、と感じるようになりました。また、娘の性格から自分の家族背景、自分自身の子ども時代の性格などにも考えが及び、一層自分の家族の理解が深まりました。

特に大変そうだったのは妻でした。以前も書いたように、パターナリスティックに叱られ、ある意味素直だった妻は、親から言われたことを無条件に受け入れていたようです。

親から育てられたように長女を育てようとしたら、全くうまくいかず、叱る声が響く時期が続きました。

何度も何度も話し合いをして、長女が父方の性格が濃いのではないか、こだわりや自己主張が強いんじゃないかという結論に至り、ある意味で適当にしようという話に落ち着きました。

それからは、多少言うことを聞かなくてもしょうがない、こちらで出来ることをして、成長してくれるのを辛抱強く待とうという方針になっています。

子どもも1人の人格者なのですね。だからこちらが言うことを全部聞いてくれて、全てコントロール出来ると思うのは、おこがましいですよね。

また、子どもなりに考えているし、「こんなに分かっているのか」と驚くことも増えました。

ここまでなかなか大変でしたが、これを通して、私の妻と長女に対する理解が深まりましたし、私自身や私の兄弟・家族の理解も一層深まりました。

子どもを育てることで、自分も育ててもらっている。

日々感謝を忘れずに。

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