【マジック紹介】チーク・トゥ・チーク Cheek to Cheek(テンヨー)

こんにちは、SkyWalkerです。今回はCheek to Cheekの紹介です。

テンヨーの「世界のカードマジック」World Greatest Card Magicシリーズの1つです。愛好家にはおなじみのトライアンフ現象をギャフデック(仕掛けのあるトランプ)で達成します。

このデックの原理自体は知っていたのですが、解説書が佐藤総氏によって書かれていて面白いとtwitterで話題になっていたため、解説書目当てで買ってしまいました。ちょうどAmazonギフト券が手に入っていたのもあり、実質0円笑 実際には1200円ぐらいでした。

松田道弘氏の「トリック・カード事典」トリック・カード30選の1つに選ばれています。

トリック・カード事典 単行本 – 2001/4/1
松田 道弘 (著)

現象

演者は一組のトランプを取り出し、バラバラであることを示した後、観客に1枚裏向きで選んで覚えてもらいます。返してもらった後、トランプを表と裏に分けてバラバラに混ぜてしまいます。表裏がバラバラになっていることを示した後、おまじないをかけてトランプを広げると、バラバラだったはずの一組が揃っており、観客のトランプだけが表向きになっています。

感想

トライアンフ現象は数え切れないぐらい発表されていて、もはや追いきれません^^; チーク・トゥ・チーク自体を知ったのは、マジェイアの魔法都市案内にあるトライアンフの項目でした。上述の「トリックカード事典」で解説されていて、方法を知りました。

もしトライアンフ自体に興味があれば、(最後の示し方の議論中心ですが)石田コラムに安定の鬼情報量記事がありますので、ぜひ笑

今回の佐藤総氏の解説ですが、大変面白かったです。

ディーラーズ・アイテムとして売られたU. F. グラントの見せ方が有名ですが、選ばせ方が少しひねっていて、始めに表と裏をバラバラにした後、そこから1枚選んでもらいます。この見せ方でも良いのですが、普段どおりに裏向きで選んでもらった方が良いと思っていました。

松田道弘氏の「カードマジック The Way of Thinking」でもこの問題を指摘していて、普段どおりのセレクションにする改案が記載されています。ただ、これは少し難しく、フォースとハーフパスを用いています。

カードマジック・ザ・ウェイ・オブ・シンキング 単行本 – 2011/5/6
松田 道弘 (著)

今回の解説書は一般の方向けということもあり、上記の技法を使わなくても普段どおりのセレクションにできます。というか、この解説書を読んで「確かにその方法で良いっすね…」と自分の頭の硬さに驚きました^^;

表裏バラバラの見せ方や、プラスアルファの演出を加えるバリエーションも載っていて、かなり楽しめます。このギャフデックを使って、観客と演者で覚えたカードを使ったマジックも紹介されています。

研究していくと、低負担でいろんな現象を起こせる可能性がありますね。

解説書のためだけに買っても損はしないと思いますし、おすすめです。

惜しむらくはデックがブリッジサイズでエンボス加工ではないのですが、この解説書を読むとやりたくなり、早速バイシクルのチーク・トゥ・チークを他のショップで頼んでしまいました笑

今ならPenguin MagicVanishing Incだと6ドルです。ご興味のある方はぜひ。

コメント

  1. […] 以前紹介したCheek to CheekをAmazonで購入したのですが、送料無料に足りなかったため、急遽同時に購入しました。デモ動画を見ても普通に不思議で、「どうなってんの…??」と思っていました。 […]

タイトルとURLをコピーしました