【マジック紹介】インフェルノ Inferno (Joshua Jay)

こんにちは、SkyWalkerです。

The Magic Cafe Forumsで2013年のTrick of the yearに輝いた、ジョシュア・ジェイ Joshua Jayのマジックをご紹介します。

現象

演者はマッチとマッチ箱を取り出し、マッチ箱を観客に持っていてもらいます。今から想像上のトランプ一組を燃やしていく、と言います。どれを燃やすかはすべて観客に任せますが、最後に炎の中から1枚だけトランプを救い出してほしい、と言います。

マッチに火を点けるごとに、次々に想像上のトランプを燃やしていき、最後に1枚のトランプを選んでもらいます。

観客が持っていたマッチ箱を開けてもらうと、焼け跡のある四つ折りのトランプがクリップでとまっています。広げると、まさしく観客が選んだトランプです。

商品の内容

初めて見たとき大変驚きました。マジックをやっている方であればMagician’s ○○○だろうと想像すると思いますが、実演動画を見ると「あなたの選んだ方を燃やします」と宣言しているのでかなり不思議です。

1年ぐらい色々悩みましたが、2019年の12月にVanishing Inc.のBlack Fridayで値引きされており、買ってしまいました。マッチ棒以外の必要な物品とDVDが付いてきます。

大変賢い解決法でした。エキボックと技法の組み合わせで、とても良く出来ています。

エキボックはシンプルな方で、確かにアンラッキーパターンはありますが、観客からの見た目はほとんど変わらないと思います。技法も難しくなく、他のマジックにも応用が効きます。

ギミックを使用しない方法がスタンダードで、最後にトランプは手渡すことが出来ます。

ギミックを使用する方法も解説されており、その場合1つ技法を減らせますが、手渡しは出来なくなります。

At The Table: with Joshua Jayもおすすめ

その後、At the Tableレクチャーシリーズで彼がこのトリックを解説しており、さらに進化していました。

付属のDVDよりもハンドリングが自然になっており、両手のあらためがクリーンになっています。その他、様々なtipsも紹介していて、演じたい方には強くおすすめします。

Inferno以外のトリックも面白いです。

メリットとデメリット

最大のメリットはマッチ箱の中に使う道具をすべて入れられるので、持ち運びが楽な点です。”Pack Small, Play Big”を地で行くような感じです。クロースアップはもちろん、ちょっとしたパーラーでも実演可能です。

デメリットはあまり思い付かないのですが、強いて言うならマッチを擦ることが出来れば、雰囲気作りとエキボックに有利な反面、演じる状況によっては火を使えないので、セリフを少し変更する必要があるかもしれません。

あと、これは消耗品ではないのですが、カードを四つ折りにするので長期間使っていると折り目から破れる可能性はあります。Vanishing Inc.でrefillも販売されていますが品切れが続いており、破損したらどうしようかなーと思ってます。

→2021/12/22追記:Vanishing Inc.でリフィルが入荷されていました!これでガンガン練習ができますね。

演技後の感想

妻に一度演じてみましたが、相当驚いていました。52枚のうち1枚がマッチ箱の中にあるので、信じられないのでしょう。

このときは原案と違う演出で演じてみましたが、復活をテーマにすると色々面白いストーリーが作れるかもしれません。

アイディア

このエキボックを使用すると様々なマジックに応用できます。

インフェルノを購入する前に佐藤総氏のAny Card At Any Number「SO-LUTION」を練習していたのですが、インフェルノの方法を用いると更に楽になります。

少し準備すれば一組のデックでも実演可能です。上手い人なら、演技中に即席で準備することもできるかもしれません。

最後に

いろいろ書いてしまいましたが、予想外に面白かったです。エキボックの部分で好みが分かれるかもしれませんが、私はかなりハマりました。

(2020年現在)今回の記事を書くため、ネットショップ周りをしてみましたが、7年前の作品だからか軒並み品切れですね^^; ざっと見たところ、日本ならフェザータッチマジックフレンチドロップに在庫がありました。英語を使うのが苦でないなら、オリジナルの販売元のVanishing Inc.から購入できます。

Vanishing Inc.は、一定の金額を超えればWorldwide shippingでも送料無料という半端ないサービスを提供していますのでw、少しでも安く買いたい方は、アメリカでの購入をおすすめします。

コメント

  1. […] Inferno by Joshua Jay(追記:ブログでレビューしました) […]

  2. […] ・Inferno […]

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