広い知識をもつことは大事なことだが、より肝心なのは、その知識を活用しうる知恵をもつことである。ところが、この知恵は知識と違い、誰からも学ぶことはできず、自分で会得するより仕方がない。実際の体験を積み重ねる実践の中からつかみとったものであってこそ、ほんとうの生きた知恵になるのである。
「松下幸之助 成功 日めくり」より
上記はFacebookのPHPしあわせファクトリー(松下幸之助『道をひらく』)で出会った言葉です。
以前のブログ記事「両極を行き来する」でもドラッカーの言葉を紹介しましたが、理論と実践のどちらも重要であるということですね。
最近学生時代や若いときに読んだ本を見返すことがあるのですが、以前よりも書いてあることがすっと入ってくることに驚いています。
以前読んだときには「??」と思っていたこと、表面上の理解しかしていなかったことでも、社会に出て人生経験を積むと、実際の体験を通して、心の底から納得出来ることがあるんですね。
名著や古典と呼ばれるものは、始め読んだときには分からなくても、年齢を重ねて再度読み返すと、新たな発見があります。それだけ本質を突いて、長い時代読み継がれる本を、若い時にすべては理解できませんよね。新しい本と同時に、古典を読み返すことの重要性を感じています。
いわゆる「腹に落ちる」「腑に落ちる」ぐらい納得するには、実体験にもとづかないと難しい場合があります。
勉強も大事、経験も大事。車の両輪のように、日々精進。
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