【マジック紹介】ハートブレーク

はじめに

こざわまさゆきさんがtwitterで脈当てに関してつぶやいていました。観客の脈の変化を頼りに選んだカードを当てるものです。

キーカードを使った脈当ては初心者の時に何度も実演していたので、とても懐かしい。当時は演出などあまり気にせずやっていたのですが、それでも効果的でした。

やり方としては上記のキーカードの他にグリンプス、フォースを使うなどいろいろ考えられます。また、ロベルト・ジョビーのカードカレッジ1巻にも解説されているように、観客に当てさせるという演出もあり、面白いです(ただし、この部分は日本語版では誤訳になっているようです。石田さんのコラムに詳しく書かれています)。

ロベルト・ジョビーのカード・カレッジ〈第1巻〉 単行本 – 2000/9/1
ロベルト ジョビー (著), Robert Giobbi (原著), 加藤 友康 (翻訳)

今回は脈と関連して少し毛色が違った「ハートブレーク」をご紹介。

現象

名刺の裏にボールペンでハートの絵を書いていきます。3枚書きますが、そのうちの1枚は壊れたハートの絵を書きます。裏向きにして観客に混ぜてもらい、どこに壊れたハートがあるかわからないようにします。

観客に演者の手首をさわってもらい、脈がふれることを確認してもらいます。観客に脈を取ってもらったまま、名刺の裏に演者の手をかざしていきます。

すると、ある1枚の名刺に手をかざしたときに、明らかに演者の脈が止まります。その1枚をひっくり返すと、壊れたハートの絵が書かれています。

コメント

このトリックを読んだ当時、大変おもしろいと思ったのですが、残念ながらまだ実演できていません。観客に当てさせる、しかも脈が消失するので大変不思議です。

ちょっとした準備は必要ですが、そこまで難しいものではありません。もし実演したら追記で感想を書こうかと思っています。

やり方に興味がある方は、バー・マジック(ヒロ・サカイ著、東京堂出版)に解説されていますので、ご参照ください。

バー・マジック―ジョークと洒落たパフォーマンス 単行本 – 2001/6/1
ヒロサカイ  (著)

マジックの他にバーベットやパフォーマンスも紹介。この中の指でお札を刺しても穴があいていない「カラテ・ビリュージョン」はおすすめです。

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