【名言】日々の小さな改良を

毎日小さなことを改良していけば、やがて大きなことが起こる。毎日少しずつ身体を調整すれば、やがて大きな改良が見られる。それは明日ではない。翌日すぐに起こるわけではない。だが、いずれ大きな進歩が訪れる。大きな改良を早急に期待してはいけない。日々、小さな改良を求めるのだ。それが変化を起こす唯一の方法だ。こうして変化が起きれば、それは持続する。

ジョン・ウドゥン

ジョン・ウドゥン John Woodenは大学バスケットボール界の伝説的ヘッドコーチです英語版Wikipedia)。”ウェストウッドの魔術師“と呼ばれ、UCLAバスケットボールのヘッドコーチ時代、NCAA(全米大学体育協会)全国大会で12年間の内、10回優勝(そのうち7年連続)し、試合で88連勝しています。

他のチームは4回以上連続で優勝したことはなく、とてつもない記録です。

さて、それと比べると、全くとてつもなくないエピソードをご紹介しましょう笑

私は歌うことが好きで、聖歌隊に所属しています。今は子育てや仕事で時間が取れず、あまり参加出来ていないのですが、週1回、毎週日曜日に賛美歌を歌うことになっています。

高校生の頃からやっているのですが、すぐには上手くなりませんでした。

1-2年に1回の割合で合宿があるのですが、そこで声楽の先生に個人レッスンを受けられる機会があり、それが年単位での歌い方の変化につながっていました。

少し上手くなったかも、と思ったのが、時々ソロを任されるようになった頃からでした。聖歌隊を始めてから気づけば10年(!)経過していました。

学生の頃は10年後の変化なんて全く予想出来なかったのですが、週1回の賛美歌と、年1回のレッスンで、まさに小さな改良が大きな変化につながっていました。


我々世代でスラムダンクと言えば、セリフが空で言える方も多いかと思いますが、桜木花道の山王戦での怪我を見て、マネージャー彩子が言うセリフは印象的です。

あの子はわずか4ヶ月で異様なほど急速に力をつけてきた
いろんなものを身につけてきた
治療やリハビリにもし時間がかかるなら
プレイから長い間離れてしまったら
それが失われていくのもまた早い
この4ヶ月がまるで夢だったかのように……

SLAM DUNK 31巻

数ヶ月での急速な成長は、練習できないことで早急に失われます。テスト前の一夜漬けも、テストが終わればその知識はすぐに抜けますよね。

便利な世の中になったからか、インスタント文化とでも言うような、早急の変化や結果を求める風潮を日々感じています。

自分自身が変わるまでにどれぐらいかかるのか、他人が変わるまでどれぐらいかかるか(そもそも変わらない可能性もある)、組織が変わるまでどれぐらいかかるのか…

大きな変化を求めるには、日々の小さな変化を求め、出来る限りのことをした後は、待つ忍耐も必要なのです。

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